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2011年08月の記事


2011年08月30日

笹山遺跡で5年間に及ぶ再発掘調査を開始

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 平成9年6月に県内初、縄文土器としては全国で初めて国宝の指定を受けた市内中条の笹山遺跡で27日、本格的な再発掘調査が開始された。笹山遺跡は昭和55年から同60年にかけて市営野球場と陸上競技場の建設に伴い、7次にわたって発掘調査が行われたもので、約3万平方mのうち、およそ半分が手付かずの状態となっており、再発掘調査が待たれていた。再調査は今後5年間をかけて行うもので、最初の3年間は発掘、後半の2年間は資料整理にあたる。今年度は野球場バックネット裏側の約1000平方mを発掘する予定で、この日は関口市長、NPO法人笹山縄文の里の須藤誠也理事長、丸山俊久中条地区振興会長らが見守る中、再発掘調査が開始された。
(写真:発掘調査を体験する参加者)
《本紙8月30日号1面記事より抜粋》

十日町新聞8月30日号は・・・・・
▼放射性物質が300倍に濃縮と試算 高濃度セシウム検出で県が原因調査
▼金賞は竹内さん、長谷川さんに きものの街のキルトコンテスト
▼キルトでつなぐ被災地の絆 キルト展企画「千人キルト」の制作開始
▼子ども達のバランス感覚成長に期待し 新潟県一輪車大会が20年の歴史に幕
▼市出身タレントが大集合しチャリティライブ 地震被災地に義援金
▼市豪雨災害の復興に役立てて 十中昭和61年度卒業生が市に義援金
▼医療は一瞬で崩壊する 丹波新聞・足立記者が警鐘
▼集客力向上にチャレンジ ユーモールで「U・遊・子ども広場」
▼桜門社長会設立で母校活性化へ 日大校友会県支部総会
▼水質・臭気対策追加 し尿前処理施設建設 など

キルトでつなぐ被災地の絆 「千人キルト」制作開始

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 第8回きものの街のキルト展・震災復興企画「一針入魂・千人キルト」の出発式が22日、市役所市長室で行われた。
 これは東日本大震災ほか多くの自然災害からの復興を祈念して企画されたもので、市民から復興への祈りを込めてキルトに一針を通してもらい、完成したパーツを組み合わせて一つのキルト作品を作る。
 作品は縦2m30cm、横2mの大きさで、中央に3月11、12の両日に震災に見舞われた青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉、新潟、長野の8県の形とそれぞれの県の花を、左上に希望を象徴する太陽と「絆」の一文字を配するデザイン。全てきもの地の和布を使用する。
 県の花の部分は市外・県外のキルトサークルが制作し、県の形の部分を市民で制作する。8月中旬から中心商店街などの4グループで制作が始まっており、この日は市職員グループの制作のスタートとして出発式が行われた。式には関口芳史市長と村山義政十日町市観光協会長が出席し、キルトに最初の一針を入れた。
 市民からは、キルト展期間中(9月17日から10月2日まで)に本町6のキナーレ、本町4の旧中徳、本町2の市役所分庁舎の3会場で参加してもらう。また土台となるキルトは本町3のエビスヤに展示され、完成したパーツから仮止めしていき、9月25日までの仮完成を目指す。
 出発式に同席した発案者の千原祥一実行委PR班長は「キルトはつなぎ合わせて作るもの。被災地域の絆をつなげるという意味で、キルトで表現できないかと思った。できるだけ多くの人に参加してもらいたい」と思いを語り、協力を呼びかけていた。
(写真:出発式で最初の一針を入れる関口市長・右)
《本紙8月30日号3面記事より抜粋編集》

2011年08月24日

全中陸上1500mで富井寿大(中里)が優勝 地元勢14年ぶり全国制覇

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 全国中学校総合体育大会陸上競技男子1500mが22日、奈良市で開催され、中里中学校3年の富井寿大が自己ベストで県中学新記録となる4分01秒64をマークして見事に優勝、全国の頂点に立った。地元勢の全中制覇は、平成に入ってからは平成元年に小林雅幸(当時・南中学校3年)が男子3000mで、同9年に上田瑠架(同・中条中学校3年)が女子1500mで優勝しており、3人目の偉業となる。
(写真:十日町駅構内で祝福される富井選手)
《本紙8月25日号3面記事より抜粋》

十日町新聞8月25日号は・・・・・
▼第17回石彫シンポが終了、除幕式 3体加わり作品は77体に
▼高濃度の放射性セシウムを検出 市内の2保育園と1幼稚園から
▼経済団体青年部が市政の方向性を質す 市長と青年経済人の集い
▼豪雨災害の被害総額は75億円 関口市長が記者会見で発表
▼交通死者6人の異常事態 安協らが緊急広報活動
▼相馬由佳(十高3年)が3位に インターハイ女子走り高跳
▼豪雨災害で利用者減 お盆のほくほく線輸送概況
▼復興願い「石場かちまつり」 水沢伝統芸能保存会が
▼車ごと20m崖下に転落 家族4人が重軽傷
▼吹奏楽西関東大会出場校(1) 十日町高校吹奏楽部 など

2011年08月19日

震災・豪雨災害で客足ダウン 十日町地域のお盆の観光入込み

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 週末と重なり短い連休となった今年のお盆。郡市内の観光地・観光施設の入込みは、3月の新潟・長野県境地震、先月の新潟・福島豪雨災害と大災害が連続した影響で、地域を代表する夏の観光地・津南町沖ノ原の「ひまわり広場」が半減するなど、今年と同様に短連休で低調だった昨年をさらに下まわる観光地・施設が多かった。一方、「越後妻有大地の祭り2011夏」開催中のキョロロや農舞台など大地の芸術祭関連施設は好調、ほとんどの施設が入込みを増やした。
(写真:前年の半分の人出にとどまった津南町ひまわり広場)
《本紙8月20日号1面記事より抜粋》

十日町新聞8月20日号は・・・・・
▼十日町断層帯などを本格調査 東大地震研究所が地下構造調査開始
▼仮設橋が19日夜に開通 豪雨災害で崩壊した六箇橋
▼前回より下まわるも売上目標1億円は達成 東京日本橋で染織の祭典
▼松代でマクロビ料理を堪能 中美恵さんプロデュース「十日町マクロビカフェ」
▼4人の消防協力者に感謝状贈呈 十日町地域消防本部が
▼中里クラブが4年ぶり2回目の優勝 県青年大会軟式野球
▼十日町SCが初出場で優勝果たす ソフトボール県大会
▼全力ライブで市民を勇気づけ 高野千恵が震災水害復興祈念ライブ
▼道路脇の電柱に衝突 中条太子堂の女性が死亡 など

2011年08月14日

激甚災害の指定に向けて努力する 自民党国会議員団が視察

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 7月末に発生した「平成23年7月新潟・福島豪雨災害」の復旧作業が続く10日、自民党国会議員団が十日町市内の豪雨被災地を視察した。視察に参加したのは水落敏栄、佐藤信秋、塚田一郎、中原八一の4人の参議院議員。同日の午後2時30分から、十日町市役所内で村松県会議長、尾身県議、関口市長、小堺市議会議長、奥野・県振興局長も出席して、県十日町振興局などから豪雨災害の概要の説明を受け、その後に被災地を視察した。
(写真:貝喰川被災現場を視察する議員団)
《本紙8月15日号1面記事より抜粋》

十日町新聞8月15日号は・・・・・

▼豪雨災害被災箇所は5千箇所以上に 避難勧告は11日に全て解除
▼県所管の被害推定は128億円 十日町地域振興局が民主県議団視察で示す
▼第2次行政改革計画案を答申 関口市長「生じた資金を市民サービスへ」
▼中里方面隊が小型ポンプで優勝 県消防大会、市消防団では22年ぶりの快挙
▼<大地の祭り>東北被災者招き林間学校 絵本と木の実の美術館で特別展
▼林間学校で著名専門家講座 演出家・宮元亜門も参加
▼松之山中の村山駿さんが県大会へ 中学生わたしの主張地区大会
▼警察官がナイフで刺され重傷 保護した男性にパトカー内で
▼連載「十日町石彫シンポ作家紹介」―作品「鯰」・伊藤哲一さん― など

2011年08月10日

警察官が刺され重傷

 10日午前11時前、十日町警察署の交通指導係長・大平哲朗警部補(57)が、市内の無職・男性(40)をパトカーで中条第2病院に搬送中、男性に刃物で右わき腹を刺され、重傷を負った。
 同日午前9時45分頃、男性のアパートの窓ガラスが割られていると同署に通報があり、大平警部補と巡査長(31)が向かったところ、アパートから約2キロ離れた路上で男性を発見。男性は同病院(精神科)に通院暦があったことから、男性をパトカーに乗せ同病院に向かい、同病院駐車場に停車する際にパトカー内で大平警部補が刺された。大平警部補は後部座席で男性の隣に座っていた。
 運転していた巡査長がその場で男性を取り押さえ、殺人未遂、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。大平警部補は重傷を負ったが、意識はあるという。

2011年08月09日

岡田幹事長を団長に民主党視察団が被災地入り

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 平成23年7月新潟・福島豪雨災害の被害状況を把握するため、岡田克也・民主党幹事長を団長とする視察団が7日、新潟県の三条市、長岡市、見附市、十日町市を現地視察した。視察団は民主党本部から岡田幹事長を団長に中根康浩・災害特別委員会筆頭理事、金森正・幹事長補佐、中林美栄子・衆議院議員と事務局、県連から西村智奈美・県連代表、菊田真紀子、黒岩宇洋、鷲尾英一郎、森ゆうこら国会議員が同行した。新潟県からは泉田知事、十日町市からは関口市長と小堺議長らが随行し、泉田知事は激甚災害の指定などを岡田幹事長に要望した。
(写真:災害現場で岡田幹事長に被害を説明する関口市長)
《本紙8月10日号1面記事より抜粋》

十日町新聞8月10日号は・・・・・
▼交通止め国県市道はまだ69路線 新潟・福島豪雨災害の被害状況
▼週末にかけボランティア増 豪雨災害ボラセンターは開設を12日まで延長
▼樹齢1000年、県指定天然記念物の「中尾の大杉」が豪雨で倒壊
▼女子レスの3メダリストが豪雨見舞い 関口市長に見舞いと激励の色紙
▼震災と変わらぬ県支援を伝える 自民党県議団が豪雨被害を視察 
▼平和の尊さ、命の大切さを訴え 第57回原水禁十日町市民大会開催
▼多くの人たちに感謝の気持ちを 加茂市の中村さん夫妻がひまわり畑で結婚式
▼市職員ひかれ死亡 川西上野の路上で/原因は漏電か 未明に無人の小屋全焼
▼連載「十日町石彫シンポ作家紹介」―作品「マチウサギ」・塚本悦雄さん― など

2011年08月04日

記録的な豪雨で市内は甚大被害 死者行方不明者2人、各地で道路寸断

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 かつて県内を襲った「7・13水害」に匹敵する激しい集中豪雨で新潟、福島両県では各地で甚大な被害が発生し、人的被害も死者4人、行方不明2人に上った。この「平成23年7月新潟・福島豪雨災害」により、十日町市内でも降り始め27日午後から30日午後までの雨量が565ミリ(八箇峠)に達し、特に29日午後8時から9時までの1時間は県内最大の121ミリを記録するなど、当市では過去に例の無い記録的な集中豪雨に襲われた。市内各地で道路冠水や土砂崩れ、川から濁流が溢れ、橋流失などで交通網はずたずたに寸断され、人的被害も死者1人、行方不明1人、負傷者(軽傷)3人に上り、床上床下浸水や破損住宅等は住家・非住家を合わせ既に800棟以上が確認されている。甚大な農地被害を含め災害の爪痕は深く、29日には当市を含む11市町に災害救助法が適用され、激甚災害指定も現在検討されている。
(写真左から:千手トンネル手前の県道、上川町の田川沿い)
《本紙8月5日号1面記事より抜粋》

十日町新聞8月5日号は・・・・・

▼<平成23年7月新潟・福島豪雨災害>浸水、破損など建物被害は800棟以上
▼「信じられない」「まさか」 未曾有の災害が被災者の生活に影
▼流され1人死亡1人不明 氾濫した中沢川と羽根川で
▼田麦で大規模土砂崩れ 羽根川こえて住宅2棟など被害
▼被災ゴミ無料処理、消毒剤無料配布など 被災者向け情報
▼流木含む早急治水対策が必要 豪雨災害への思いを関口市長示す
▼「ボランティア足りない」 豪雨災害ボランティアセンターに2日間にわずか58人
▼公明党・漆原代議士らが豪雨災害視察 関口市長が復旧への要望書渡す
▼大地の祭り2011が開幕 8月28日まで、初の林間学校など多彩
▼連載「十日町石彫シンポ作家紹介」―作品「環」・横山徹さん― など

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