<県高校駅伝> 十高、悲願の都大路出場ならず
「十高、悲願の都大路出場ならず」——。県高校駅伝競走大会が7日、新発田市で開催され、優勝が期待された男子の十日町高校は3位に終わり、憧れの全国舞台出場は果たせなかった。優勝は東京学館で初の県大会制覇。一方、女子は新潟第一が優勝、十高が5位に入った。なお、男子の十高は19日に福井県で開催される北信越大会に出場する。
男子は合同チームを含めて38チームが参加。7区間、42.195kmで争われた。大会は先行逃げ切りを図りたい十高と、後半勝負の学館の2強対決と言われた。
十高は最長区間10kmの1区に、エースの田村英晃(3年)を起用。今シーズンは5000mで2度にわたって県高校記録を更新し、国体でも6位入賞を果たしている田村に期待をかけた。しかし先頭に立ってレースを引っ張ったものの、猛烈な暴風雨のためレース運びが慎重にならざるを得ず、首位学館と9秒差で3位で通過した。
その後は4人が区間1位、3人が区間2位という学館がひとり旅。結局一度も首位を明け渡さず、2時間11分56秒で初優勝。十高は終盤挽回したものの小出にも屈し、2時間15分43秒で3位に終わった。
区間最高記録に12秒差と、ハイレベルなレースを展開した田村は「思った以上に風が変わり、他の選手について来られた。ラストスパートがきかず、レースの流れを作ることが出来なかったので悔いが残る。後半は3人の2年生が区間2、4、4位と健闘したので、自分達が果たせなかった優勝を託したい」と振り返っていた。
(写真:先頭に立ってレースをひっぱる十高の田村・右から2人目)
《本紙11月10日号3面記事より抜粋》