秋の味覚・栗まっさかり 黒沢観光栗園オープン
収穫、食欲の秋到来―。約12ヘクタールと観光栗園としては県内一の規模を誇る市内大黒沢の黒沢観光栗園が7日にオープン。市内外の観光客が足を運び、栗拾いを楽しんでいる。
同所は戦後、荒れ地となっていたかつての観光名所・つつじ原跡地を利用して昭和38年から栗の生産を始め、同63年から観光栗園を開園。豪雪地での栗園は全国的に珍しい。早生品種の丹沢、国見、息吹、大峰、紫峰、奥手品種の筑波など園内には8品種、約2000本の栗の木が植えられており、10月上旬まで栗拾いを行うことができる。
一昨年は豪雪で木が折れる等の被害があったが、今年は大きな災害もなく「若い木が順調に育ってきており、作柄は平年並み」(宮沢健一黒沢栗生産組合長)と順調な実り。同園の営業時間は午前9時から午後4時まで、10月上旬まで毎日営業。入園料は大人300円、小人100円、幼児無料。持ち帰りの栗は1kg600円で販売する。また土日曜日、祝日はマロンハウスも営業しており、栗おこわやケンチン汁、手打ちそばなどを販売している。問い合わせはマロンハウス(電話025-752-2824)まで。
《本紙9月10日号2面記事より抜粋編集》