女子レス五輪代表選手が凱旋報告会 市民700人が祝福
ロンドンオリンピックで3つの金メダルを獲得した、日本女子レスリング代表選手の4人が7日、十日町市に凱旋し、午後5時から十日町市役所前で凱旋報告会を行い、市民700人が集まり、熱気溢れる拍手で凱旋を祝福した。
同日に十日町市を訪れたのは五輪3連覇の吉田沙保里選手、伊調馨選手と初出場で金メダルを獲得した小原日登美選手、浜口京子選手の4人と栄和人監督とコーチ陣。
4人の選手らは真っ赤な五輪公式ジャケット姿で市役所前の特設ステージに登壇し、小原選手は「塩之又の桜花道場で鍛えられ、美味しいご飯を食べて強くなった、応援に感謝します」と出迎えに感謝した。
吉田選手は「色々なプレッシャーがあったが、皆さんの応援が背中を押してくれたお陰で金メダルが取れた。28日の世界選手権ではロシアのカレリン選手の記録を越えるよう頑張る」と記録達成を誓った。
伊調選手は「試合が終わった瞬間はもう少しやっていたいと思うほど、試合が楽しかった。沢山の応援を頂き、頑張れと背中を押して頂いたお陰、女子レスリングをこれからもよろしく」と感謝の言葉を述べた。
浜口選手は地元レスリングクラブの子供たちから手作りの金メダルを贈られ「正直言って今は悔しいです。沢山練習して何のためにやって来たのかと思う時もある。でも、今回は自分の首には掛っていませんが、私の五輪のメダルは心の中にある。貴重な体験をプラスに変えて前向きに生きて、子どもたちに頂いたメダルのように金色に育てていきたい」と意気込みを訴えた。
(写真:地元レスリングクラブの子供たちと記念撮影する4選手)
《本紙9月10日号1面記事より抜粋編集》