かつての名所・愛宕山公園の桜が満開に
雪が消えれば越路の春は 梅も桜もみな開く―。十日町小唄にあるように、雪消えの遅れから郡市内では梅や桜など早春から中春の花が同時に咲き誇り、花々が長かった豪雪の冬の終わりと春の訪れを告げている。
かつて桜の名所として賑わった市内川原町の愛宕山公園。近年は鳥害や病気により桜の花が多くつかない状況が続いたが、今年は一変して満開に。公園内には雪が残り、桜と残雪の競演が訪れる人の目を楽しませている【写真】。
近くを通りかかりたまたま公園を訪れたという50代女性は「若い頃は春になるとここにボンボリが出て賑やかでした。メーデーもここでやったっけ。若い頃に見たときよりも桜の木が大きくなっていて、あまりの綺麗さに驚きました」と、嬉しそうに桜を見上げていた。
《本紙4月30日号2面より》