<大地の芸術祭> 通年観光に向けツアーバス運行
越後交通ゴールデンツアーでは、10月14日から11月末までの土日祝日の全16回、大地の芸術祭の恒久作品らを巡るガイド付き作品見学バスの運行を開始した。
芸術祭期間外でのツアーバス運行は初となり、新たな通年観光に向けた第一歩として大きな注目を集めている。また、このツアー運行に合わせて願入の地元レストランも土日祝日に限り営業を再開する事が決まり、人気を集めそうだ。
ツアーバスは、湯沢駅東口を午前9時に出発し、次に十日町駅西口を同10時15分に出発する南回りと北回りの2路線があり、十日町駅西口解散は午後5時40分、湯沢駅東口解散は午後6時40分を予定している。偶数日は南回り、奇数日には北回りのツアーバスとなる。
南回りは、松代地域の室野から峠を見て回り、農舞台で昼食となり、小屋丸から松之山地域の松之山、上湯、東川、津南町の上野、マウンテンパーク、卯ノ木、中里地域の倉俣、十日町地域の当間高原を回るコースで、峠の脱皮する家や東川の最後の教室、当間の再構築など話題作品を含む56作品をガイド付きで見学できる。
北回りは、十日町地域の妻有大橋横のアスファルトスポットを皮切りに、上新田、神明水辺公園から願入のうぶすなの家で昼食となり、川西地域のナカゴグリーンパーク、十日町地域の名ケ山写真館、松代地域の犬伏、田野倉、蓬平、桐山、農舞台を回るコースで、うぶすなの家をはじめ、バタフライ・パビリオンや繭の家など55作品をガイド付きで見学できる。
ツアー料金は大人5300円、小中学生4000円(食事代・鑑賞料は別途必要)となる。鑑賞料は1日券が2000円、2日券が3000円。芸祭期間のパスポートは基本的に使えないので注意が必要だ。詳しくは越後交通(電話0120—865—615)へ。
同ツアーバスは冬休みや春休みにも土日祝日を中心に一部運行を予定している。
(写真:土日祝日のみ営業再開されるうぶすなの家のレストラン)
《本紙10月20日号2面記事より抜粋》