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映画「ゆれる」 ロケ地の津南町で特別上映会

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 昨年10月に津南町の各地で撮影した映画「ゆれる」(西川美和監督)のロケ地特別上映会が9、10の両日、町文化センターで行われた。
 「ゆれる」は2006年カンヌ映画祭・監督週間出品作品の話題作で、主演はオダギリジョー、香川照之。母の一周忌を機に吊り橋から始まるある兄弟のゆれる感情を描いた作品で、津南町では10日間にわたり秋山郷の見倉橋や町役場などでロケを行い、特に見倉橋では作品のポイントとなる重要なシーンが撮影された。また町民20人がエキストラで出演している。
 上映会は津南町観光協会が主催したもの。3回にわたって行われ、町民ら約630人が来場した。毎回、西川監督が上映前に舞台挨拶を行ったほか、最終日には制作会社の関係者も挨拶した。
 西川監督は、町内の新婚夫婦のアパートを借りて撮影を行ったことや見倉橋でのロケでスタッフがオオスズメバチに襲われたことなどの裏話を披露。作品については「性格のまったく違う兄と弟の葛藤の物語。兄弟のいる方、いない方に関わらず映画を観て自分と自分の大切な方との関係性を思い描いてみたり、人間の不確かさや人との関係の難しさを少し立ち止まって考える機会になればと思います。難しい役どころを主演の2人が非常に力強い演技で演じ切っているのでそこも見どころです」と紹介していた。
 同映画の県内での一般公開は終了しているが、来年2月23日にDVDが発売される予定。町観光協会では同DVDの販売も行う予定だ。
(写真:舞台挨拶を行う西川監督・右)
《本紙12月15日号3面記事より抜粋編集》

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