「ちょうど良く降れー」 雪まつり関係者らが雪乞い
一年で最も寒いとされる大寒を過ぎてもまとまった雪が降らず、暖冬少雪が続いている。そんな中、来月16日からの第58回十日町雪まつりに向けて準備を進めている雪まつり事務局ではその対応に苦慮しているが、21日には中条背戸の高 神社で雪乞いの儀を行って大願成就を祈った。
同神社は祭神が竜王で雨の神様として知られ、いかなる干天でも雨乞いをすれば必ず雨が降り豊作をもたらすと言われている。今年と同様に記録的な少雪で雪まつりの開催が危ぶまれた平成元年も同神社で雪乞いが行われた。
この日は本部委員やカーニバル部会の代表ら雪まつり関係者とともに雪不足に悩む市内スキー場関係者らも参加、合わせて約20人が参集した。祈祷のあと、本部委員長の大島貞二助役や田村邦夫十日町市観光協会長らが同神社前で清めた雪を手にし、「もっと降れー」「去年ほど降るなー、ちょうど良く降れー」とかけ声をあげながら雪をまいた。この他にもコミュニティー広場などの雪まつり会場や各スキー場で雪をまき、降雪を祈願した。
《本紙1月25日号2面より》