きものの街のキルト展が開幕
第5回きものの街のキルト展の開会式と表彰式が21日、本町分庁舎で開催された。
キルト展は来月19日まで開催され、市内では市街地商店街を中心に99箇所で展示されている。キナーレのきもの歴史館では昨年に続いて、日本の現風景を表現した「原田泰治の世界をキルトで遊ぶ作品展」が開催されている。昨年は約2万人の観光客らが市内を訪れ、今年はそれ以上の来場者が見込まれている。
またコンテストには北海道から長崎まで90人の応募があり、和布部門は胎内市の亀田セツ子さんの「天空の星」が、フリー部門は田上町の小泉洋子さんの「星迷宮」がそれぞれ金賞を受賞した。
実行委員会会長の村山義政市観光協会長は「キルトは構想から材料の収集まで手間がかかり、場合によっては完成まで数年かかることもある。十日町ならではの歴史と文化を生かし、地域経済の上昇に結び付けたい」と挨拶した。
田口市長は「5回目という一つの節目を迎えた。昨年は女性の観光客グループが数人して街中を歩いて賑わいを創出し、女性のパワーを感じさせてくれた。継続しているうちに新しい文化が生まれ、全国に広く知られるようになることを期待している」と期待を寄せた。
この後、審査委員長を務めた桜井真佐子パッチワーク通信社パッチワーク倶楽部編集長が講評を述べ、続いて関係者がテープカットを開幕を祝した。
(写真:本町分庁舎でテープカットを行う関係者)
《本紙9月25日号1面記事より抜粋》