ヒルクライムチャレンジシリーズが松之山で第1回大会
今年から全国規模でスタートする自転車競技イベント「ヒルクライムチャレンジシリーズ」の第1回目となる大会が3、4の両日、市内松之山地域で開催された。
ヒルクライムとは山地や丘陵などの自然条件のもと設定されたコースを走る自転車の登り坂レース。同シリーズは自転車競技イベントによる新しい地域活性化等を目的に今年から開催されるイベントで、主催は㈱ソニー・ミュージックコミュニケーションズ、(財)日本サイクリング協会などで構成される同シリーズ本部。
小学3年生から参加できるジュニア部門、家族やカップルで参加できるチーム部門など種目を細かく分け、上位入賞者は日本を代表するヒルクライムレース「全日本ヒルクライムシリーズ」に招待されるなど、初心者から上級者まで楽しめるのが特徴となっている。
当日は、紀伊半島に記録的な大雨をもたらした台風12号の影響でキャンセルが相次いだが、地元や県内を中心に8歳から77歳までの老若男女110人が参加。震災の影響で当初の予定より約3km短いコースが設定され、森の学校キョロロから松之山温泉入口までの間をパレードした後、同入口から大厳寺高原までの距離7.5km、標高差377mの間でタイムを競った。このほか、地元食材を使ったカレーのコンテストや特産品・名物の味紹介などのイベントやブースも設けられ、賑わった。
市内から参加した桾沢葵さん(22、中条新田)は「地元でこのような大きな自転車イベントが開催されて嬉しい。十日町に来てくれる人も増えて良いのでは。自転車愛好者にとってはツールド妻有とこの大会とで魅力的なイベントが2つになりました」と笑顔を見せていた。
今年は十日町市のほか、岡山県高梁市、福島県喜多方市で大会・プレ大会が開かれる。なお、松之山地域では来年以降も毎年、大会が開催される予定だ。
(写真:森の学校キョロロをスタートする参加者)
《本紙9月10日号2面記事より抜粋編集》