市内製造の生菓子を食べ58人が食中毒
新潟県は27日、(株)木村屋妻有ショッピングセンター店で製造された生菓子を食べた男女58人が、嘔吐や下痢などの症状を訴え、複数の発症者からノロウイルスを検出したと発表した。
県によると、市内の販売店で21日から24日に販売されたシュークリームやロールケーキなどの生菓子約340個を食べた人のうち、調査を行うことができた8グループ90人中、8グループ58人が22日午後6時頃から嘔吐や下痢などの症状が出ていたことが判明し、検査の結果、5グループ8人の患者と従事者2人の便からノロウイルスが検出された。発症した58人の内訳は男性23人(10歳未満から70歳代)、女性35人(同)。35人が治療を受け、1人が入院した。全員快方に向かっているという。
県は同施設を27日から28日まで2日間の営業停止処分とした。
県内で50人以上が発症した食中毒は、令和元年に181人が発症した妙高市の飲食店での食中毒以来となった。