映画「降りてゆく生き方」 オーディションに300人参加
全編本県ロケで来春公開予定の武田鉄矢主演の映画「降りてゆく生き方」(製作会社プレサリオ)の十日町オーディションが23日、クロス10で行われ、市内を中心に子供から高齢者まで300人が参加した。
3月1、2日の新潟市オーディションには両日で約640人が参加しているが、プロデューサーの森田貴英氏は「予想以上。新潟市より規模が小さいから100人位だろうと思っていた。新潟市と違い、1日で300人は凄い」と驚いていた。
この日のオーディションでは、参加予約した260人と当日参加の約50人が写真撮影や30秒自己紹介や映画にかける思い、自由PRなどを行い、別室で面接カメラテストに挑戦した。無作為で与えられた「早く逃げて」「これ以上は言えない」「爆発だ」などの一言台詞をカメラに向かい次々と熱演。予想以上の参加人数で面接は一時間以上予定オーバーとなった。
特別審査員として参加した俳優の渡辺裕之氏は「十日町市にはユニットを組んでいるジャズや番組で何度も来ています。私は茨城県出身ですが、茨城でオーディションをしてもここまでは盛り上がらないですね。十日町の人は寒いのに暖ったかい。郷土の歴史を誇りにしパワーと底力を感じた。感じるものは思いがないと伝わらない。その感の部分を持っており生きた演技ができる」と感心しきりだった。
(写真:渡辺氏も参加し面接カメラテスト)
《本紙3月25日号3面記事より抜粋》