泉田知事が県知事選挙から撤退を表明
新潟県の泉田裕彦知事(53)は30日、出馬を予定していた新潟県知事選挙から撤退する考えを示した。
泉田知事は本紙が加盟する新県政記者クラブ加盟社宛に29日付けでコメントを発表。その中で「今回の選挙は政策論とは関係ない動きが続いていると感じている」とし、新潟日報社の日本海横断航路に関する一連の報道、森長岡市長の知事選立候補表明時の対応などについて「県内で大きな影響力を有する新聞社が、県の説明は読者に伝えることはせず、一方当事者の主張に沿った報道のみがなされている状況」と指摘、「このような環境の中では十分に訴えを県民の皆様にお届けするのは難しい」と撤退の理由を述べている。
泉田知事は平成16年10月に新潟県知事に就任、3期目、任期は10月24日まで。今年2月に県議会で4選出馬を表明していた。
県知事選挙は9月29日告示、10月16日投票。長岡市長の森民夫氏(67)が立候補を表明している。
(写真:泉田裕彦知事)