【新型コロナ】郡市医師会などが緊急メッセージ
十日町市中魚沼郡医師会は3日、郡市内での新型コロナウイルス感染症拡大に強い危機感を持っているとして、新大「十日町いきいきエイジング講座」や県立・町立各病院などと共同で以下の緊急メッセージを発表した。
緊急メッセージ
~妻有地域のみなさんへ~
今、妻有地域では毎日のように新型コロナウイルス感染者が発生しています。3月から今までの間に80人を超える方が感染し、入院、療養に至っています。十日町市は新潟県内でも人口10万人当たりの感染者数は新潟市の水準を超える勢いです。
感染の経路は会食やお茶飲み、スナックやカラオケなど主に飲食に関連する場面が大部分を占めています。その結果、家庭内や介護福祉施設での2次感染を引き起こし、大規模クラスターが発生しています。
新型コロナウイルス感染者の中にはお亡くなりになられた方もいます。看取りの場面でさえも付き添いが出来ないこともあり、ご家族は悲しい思いをされています。このような痛ましいことはもう起こってほしくはありせん。また、地域医療の中核を担う十日町病院では医療体制がひっ迫していて入院制限を行わざるを得ない状況に至っています。
感染しても重症化しないと言われている若い世代も国内では重症患者が沢山います。しかし、残念ながら行動自粛の理解が進まないのが現状です。これが高齢者や基礎疾患を持たれている方に感染すると長期間の入院や療養が必要となり、最悪命に係わる大いなる脅威なのです。
今、この状況を打破するには耐えるしかありせん。「自分の身は自分で守る」しかないのです。どうか、密集、密接、密閉を避け、複数人での会食やカラオケはしばらく我慢してください。都会に住む子供やお孫さんたちに会いたい気持ちは十分わかりますが今は我慢のしどころです。
ワクチン接種が終われば事態は変わると思います。もうしばらくの辛抱です。
私たちは子供から高齢者まで地域のすべての方々が健康で安心して暮らせるときが必ず来ると信じています。
どうか住民一人ひとりの理解と行動を切にお願いします。
令和3年5月3日
新潟大学大学院医歯学総合研究科十日町いきいきエイジング講座
十日町市中魚沼郡医師会
妻有地域包括ケア研究会
新潟県立十日町病院
新潟県立松代病院
津南町立津南病院