2024年 04月26日 (金曜日)

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六箇小児童が炭焼き窯づくり

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 十日町市立六箇小学校(池田清治校長、児童数21人)で9、10の両日、全校児童による炭材搬入と窯づくりなど「炭焼き活動」が行われた。
 同校では12年前から六箇でしかできない体験授業として県内でも珍しい「炭焼き活動」を総合学習の一環として実施しており、平成16年度には第3回特色ある教育実践校(県教委公務員弘済会など主催)の優秀校に選ばれている。
 今年は豪雪の影響で破損した炭焼き小屋の修復作業が父母や地域住民の協力で今年10月下旬から進められ、さらに震災のため破損した窯を昨年修復したものの完全ではなく、今年改めてかつての炭焼き経験者である地域住民の指導で全児童と全職員が汗を流し作り直した。
 間伐材やカヤを利用しビニールシートで覆い完成した炭焼き小屋は、雪にも強い縦穴式住居の形で、高さ約4m、間口約3.5m、奥行き約7mと以前の小屋よりひと回り大きく、作業がしやすくなっている。その小屋の中に、間伐材を古墳のような形に集めて重ね、その上に濡れたゴザを敷き、さらに粘土代わりにコンクリートを混ぜ練りあげた土で覆うという作業が両日にわたり行われ、炭材を入れた窯、幅が完成した。これから一週間ほど乾燥させた後、今週末頃には待望の火入式が行われる事になる。
 窯づくりの指導に当たった六箇地区振興会副会長の俵山正亥さんは「炭焼きは自然と取り組む事。技術ではなく、自然と触れ合って欲しい。自然で焼いた物に勝る物はなく、温もりがある」と児童達に呼びかけ、「窯は一度焼き上げると10年は持ちます」と太鼓判を押していた。
《本紙11月15日号3面記事より抜粋》

十日町新聞
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