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上杉房能公を偲び500年祭

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 ほくほく線開業10周年記念「上杉房能公500年祭」が12日、市内松之山の山の上の能楽堂などで開催された。
 戦国時代に越後守護職・上杉房能公が部下の長尾為景(上杉謙信の父)に追われ、松之山天水越で自刃して今年で500年目を迎える。松之山地域では天水越の松里小学校横に「管領塚」を建立し、松之山温泉組合が主体となって温泉まつりで毎年献花するなど供養を続けている。また房能公を題材とした歌と舞踊の保存継承にも努めてきた。
 この日は午前9時から正法寺檀家主催の房能公500年忌法要を管領塚で執り行った後、房能公を偲ぶ俳句会や舞踊と講談の公演を開催した。
 公演には市民約150人が来場。相沢江美子さんによる舞踊「管領塚物語」、講談師・神田愛山氏による講談「管領塚の由来―下克上の世の中へ―」、柏崎市綾子舞保存振興会による舞踊「綾子舞」が披露された。
 綾子舞は房能公の妻・綾子が柏崎に逃れて伝えたとされ、国の重要無形文化財に指定されている。この日は囃子舞「恵比寿舞」「亀の舞」、小歌踊「常陸踊」「小原木踊」の4演目を上演、中学生や高校生の少女らが舞う伝統の踊りが会場を魅了した。
(写真:500年祭で披露された綾子舞の小歌踊「常陸踊」)
《本紙8月20日号2面記事より抜粋編集》

十日町新聞
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