信濃川や火焔土器の秘話を語る 信濃川流域文化を語る会で5氏講演
JR東日本の発電取水問題で改めて注目されている信濃川の流域文化について、地元研究者らが様々な角度から講演する「大河信濃川流域の文化を語る会」が14日午後、十日町情報館視聴覚ホールで開催され約百人が参集した。同会では一般と特別講演の計5氏により、地質学や昆虫学、考古学といった立場から信濃川の果たした役割や国宝・火焔型土器の秘話、研究内容等が講演された。この中で佐野氏は「遠隔地土器の3つの特徴を組合わせたのが火焔土器」と指摘し、その交易の土台が「信濃川の豊かな産物」と指摘、小林氏は「個性的土器は視野に入っているが、真似をせず新たに生み出したのが火焔土器」と指摘し、廃れた原因は「土器に込めた概念を忘れていったせい」と結論付け、祭器使用だけでなく「煮炊きにも使っており、研究が進められている」と話した。
(写真:主催者挨拶する樋熊清治氏)
《本紙8月20日号1面より抜粋》
十日町新聞8月20日号は・・・・・
▼加盟企業3社を見学 グループ夢21ものづくり部会が
▼光学ガラスの開発・研究第一人者 市内田麦出身の福原福七氏が故郷で講演
▼5年ぶりに戦没者慰霊祭を復活 住民有志が千手地区英霊護持会
▼伝統の舞と舞台を披露 赤沢神楽が6年ぶりの奉納、観客800人
▼小室父娘デュオ・ラニアップがコンサート 鉢の絵本と木の実の美術館で
▼「一源三流」で感動を手にしてほしい 全中大会等出場選手激励壮行会
▼松代でウルトラマン展 世田谷区交流20周年を記念し開催
▼十日町石彫シンポ参加作家紹介(下) 中岡慎太郎さん など