とおか市で初の「こども店長」 定員の2.3倍の小学生230人が参加
第8回「とおか市」で市内小学生によるミニ職業体験「チャレンジ!こども店長」が10日、十日町市中心商店街の42店舗で初実施され、当初定員を2倍以上も上回る児童約230人が参加。可愛い一日店長が元気いっぱいに活躍した。
商店街にぎわい研究所(十日町商工会議所)の呼びかけで毎月10日に実施している商店街活性化イベント「とおか市」。同イベントに合わせて今回初めて様々な職種のお店やさんで職業体験をする「こども店長」への参加を市内小学生3年以上に募ったところ、当初定員100人を大幅に超える230人もの申込みがあった。
小学生らは2~3人でチームを組み、本町1~6、駅通り、コモ通り、昭和町の各商店街に分散する飲食店や小売店など協力42店舗に出向き、接客用語マスターなどの事前学習や接客対応などの職業体験を行い、最後は店主インタビューの3つのミッションを行った。
このうち駅通りの「酒のいまい」では、十日町小6年の山本泰直くんと上野小3年の富井元規くん、富井くんの妹で保育園年長組の香名ちゃんの3人が店頭販売に挑戦。自分達で商品を店頭に出し、自分達で書き上げたPOPを貼り、「いかがですか」と通行人に元気な声で呼びかけ、お茶やラムネ、そうめんなどを販売していた。
山本くんは「とても楽しい。買った人から喜んで貰い楽しい。学校で野菜とかは売ったことがあり、そんなに恥ずかしくないです。学校で職業の勉強をしているから、勉強に役立つし、将来にも活かせると思い参加しました」と笑顔で話した。 富井くんは「妹がやりたがったので2人で参加しました。売れた時は嬉しいです」と目を輝かせていた。
同店若女将の今井晃子さんは「元気がある子達でしっかりと意欲的に声を掛けており、通行者が気に掛けてくれますね。自分らで売ってる時より反応が良いですよ」と目を細め見守っていた。
《本紙7月10日号3面より抜粋編集》