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中越大震災から7年―。 小嶋屋でうどん炊き出し再現

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 市内本町4の小嶋屋と本町4丁目防災会は23日夕方、7年前の中越大震災時に行った「炊き出しうどん」を同店駐車場で再現し、集まった住民らに1000食を振舞った。
 7年前の中越大震災の際、同店は10月23日の発生翌日から同所や川口町、長岡市などで約40回にわたって炊き出しを行い、被災者にうどんを振舞った。炊き出しの再現は震災を風化させないようにと平成20年から毎年、震災が発生した10月23日の午後5時56分に合わせて行っている。
 この日は生憎の雨となるなか、開始前から50人を超える市民が炊き出しのテント前に長い列を作った。参集者を前に小嶋屋の小林均社長は「中越大震災から7年を迎えます。7年前の思い出を語り、伝え合って頂きたい。同地震で亡くなった方、そして3月の東日本大震災で亡くなった方に黙祷を捧げたい」と呼びかけ、中越地震発生時刻の午後5時56分に全員で黙祷を捧げた。
 同店員や防災会メンバーから出来たてのうどんを受けとった参集者は、震災当時の避難生活や復興の苦労、今年3月に発生した東日本大震災への思いなどを語り合いながら、熱々のうどんをほおばっていた。
 炊き出し再現に初めて来たという市内川治の田村久美子さんは「7年前は帰宅しようと職場の駐車場にいた時に地震に遭いました。黙祷していてあの時のことや東日本大震災のことを思い、目が潤みました。こうした機会を作って頂き、ありがたいです」と、また目元を潤ませながら感慨深げに話していた。
《本紙10月25日号2面より》

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