伝統の松代大相撲初場所千秋楽 土俵入りに三役揃い踏み、弓取り式も
明治13年に始まり、今年で135年目を迎えた伝統の松代大相撲初場所千秋楽が25日、松代ふるさと会館で盛大に行われた。在天法人大日本松代相撲協会(高橋芳平理事長)が勧進元となって開催されているもので、202人の力士が参加。松代大相撲は東京の両国国技館で行われていた大相撲幕内の取り組みの中から毎日10組を出題、勝ち力士を予想する。今場所は東横綱に下裸保~保(石口保・松代)が、西横綱は越後山利彦(柳利彦・苧島)に決まった。
松代相撲は男性ばかりでなく、女性も積極的に参加。ちょんまげの被り物や褌姿になって盛り上げていた。両横綱の土俵入りでは盛んな掛け声が響き渡り、三役そろい踏みや弓取り式も行われていた。
「何十年も参加して初の土俵入り」となった下裸保~関は「7日目から横綱の位置にいると聞かされ、まずいなと思いはずれるように予想しましたが、裏目裏目と出て、ことごとく当たってしまった。でも掛け声が気持ち良かったです。土俵入りはやめられそうにない。2連覇を目指します」と興奮気味に話していた。
(写真:土俵入りを披露する東の横綱・下裸保~関)
《本紙1月29日号1面より》