2024年 04月23日 (火曜日)

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文化



2011年07月10日

12ヵ月連続CDリリースを達成 十日町出身歌手・高野千恵さん

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 昨年8月から12ヵ月連続シングルCDリリースに挑んでいた十日町市出身の歌手・高野千恵さん(オウパス所属)が12枚目のシングル「With」を6日にリリースし、前人未踏の記録を達成した。
 高野さんは昨年8月リリースの「SUMMER PARADE」を皮切りに、「Glory Days」「今日は休日」「星空のカナタへ」「RAINBOW」「WINTER CARNIVAL」「あなたに会いたい」「希望のとびら」「4月の風」「NEVER」「幸せの予感」と、月1枚のペースでシングルCDのリリースを積み重 ねてきた。12ヵ月連続シングルCDリリースは業界でも試みた人はいても達成者はいない前人未踏の記録。高野さんの記録は現在、ギネスブックに登録申請中で、来月上旬に登録可否が決まる予定だ。
 高野さんは歌手としてだけでなく、12曲全ての作詞も担当。この1年は連日徹夜で制作にあたるハードスケジュールが続いた。「少ないスタッフで一枚一枚自分たちの手で作ってきました。生みの苦しみも味わいました。駆け抜けてきた一年でした」と振り返る。
 3月の東日本大震災により流通が滞り、連続リリースの中断が危ぶまれる事態に。発売できる確証がない中、高野さんをはじめスタッフ全員が諦めずに準備を 進め、4月の8枚目のCDリリースに漕ぎつけた。さらに被災地への思いを込めて連続リリース企画とは別に新曲「Together」を制作。各地でチャリ ティーライブを開催し、義援金を集めた。故郷と東北の被災者に向けて、“諦めない気持ち”を歌と行動で表現し続けてきた。
 「この一年で一皮剥けた気がします。表現者としての方向性が定まってきました」と手応えを語る高野さん。「ファンの皆さんにもっともっと楽しんでもらえる時間を提供できるよう、頑張ります」と意欲を新たにしている。
(写真:12枚を紹介する高野さん。手にしているのが新曲の「With」)
《本紙7月10日号3面より抜粋編集》

2010年11月24日

多くの縁で繋がった尾台没後140年事業 

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 尾台榕堂没後140年記念実行委員会(須藤誠也会長)の記念事業の一環として、17日から21日まで、市中央公民館で「尾台榕堂展」が開催され、記念事業の「尾台榕堂肖像画作成」により完成した肖像画が披露された。20日には尾台榕堂に縁の有る関係者を来賓として招き、140回忌追善法要が菩提寺・円通寺で執り行われ、市民会館での記念講演会、ラポート十日町での祝賀会と、一連の記念事業が実行された。
(写真:菩提寺・円通寺での追善法要)
《本紙11月25日号1面より抜粋》

十日町新聞11月25日号は・・・・・
▼<市議会>政務調査費問題は先送り 特別委で定数問題含め幅広く議論
▼法人化で現組織は3月末解散 市観光協会が臨時総会で決議
▼第11回妻有SC環境大賞は津南町の滝沢氏に 2個人4団体に環境賞贈る
▼第5回世田谷ハーフマラソン 保坂常雄さんが60歳以上で優勝
▼“甲子園”で総合高が大活躍! 建築・デザインで連続入賞の快挙
▼児童生徒が力合わせ熱戦 初の6・1年生交流野球大会
▼市内の神楽が一堂に 十日町市神楽サミットが初開催
▼クリスマスとお正月用に ワークセンターあんしんが可愛いトイレットペーパー
▼小学生が自転車と衝突し重傷 一時はひき逃げ事件として捜査 など

2010年11月09日

後期計画で市民文化ホール建設を 蔵品教育長が文化協会陳情に答えて

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 十日町市文化協会連合会(桾澤英男会長)では3日、ラポート十日町で「平成22年度文化祭」を開催、加盟団体の代表など200人が参加した。文化祭恒例の第16回文化賞の贈呈が行われ、民謡協会の高橋テイさん、いなほ会会長の樋口栄子さん、民謡協会の佐藤清氏の3人に文化賞・表彰状が贈られた。桾澤会長は挨拶の中で「市当局に補助金の増額、文化会館(美術館を含む)の建設促進を陳情した」と話し、それを受けて来賓として出席した蔵品教育長が「文化会館については、総合計画の後期計画に市民文化ホール(仮称)という形で載っている。計画が確定すれば27年度までに完成させたい」と具体的な年度まで言及し、市民文化ホールの建設が進められることを明らかにした。
(写真:文化賞の贈呈を受けた3人と桾澤会長)
《本紙11月10日号1面より抜粋》

十日町新聞11月10日号は・・・・・
▼魚道改修の方向性を決定 第3回西大滝ダム魚道検討会
▼秋の褒章は1団体1個人 恵福園友の会と鈴木一昭氏
▼中里で新彗星を発見 十日町試験地の村上茂樹さんが
▼一番大事なことは知り合うこと 堂本前千葉県知事が若者にアドバイス
▼高齢者の死亡事故急増中 事故防止を願い中里で交通安全大会
▼ピンポン外交の発展を誓って 仲介役の程普選さん送別会
▼<県中学校駅伝>吉田中が男女アベック優勝果たす 男子2連覇、女子は初
▼また熊に襲われ負傷者、庭作業中に 郡市内で目撃情報や被害相次ぐ 
▼魚道のサケ遡上は146尾 発電再開初年の宮中ダム など

2010年10月14日

十日町市美術展16日開幕 8部門271点の力作を展示

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 十日町市主催の第43回十日町市美術展(市展)の審査が13日、展示会場となる市民体育館で行われ、市展賞をはじめとする各賞が決まった。今回の市展には日本画(14点)洋画(47点)版画(9点)現代美術(7点)彫刻(12点)工芸(21点)書道(48点)写真(113点)の8部門に合わせて271点の応募があった。審査の結果、市展賞には日本画・佐藤由雄(小千谷市)洋画・清水好和(津南町田中)版画・室橋浩一(長岡市)彫刻・庭野雅弘(田中町本通り)工芸・徳永隆男(本町7)書道・大津幸一(新座3)写真・ 山重信(室野)の7人に決まり、現代美術は該当者なしだった。市展は16日から19日まで開催され、初日の16日、午前9時から市民体育館で表彰式が行われる。
(写真左から:日本画市展賞作品と洋画市展賞作品)
《本紙10月15日号1面より抜粋》

十日町新聞10月15日号は・・・・・
▼盛大に第34回生誕地まつり開催 勇壮な原町教会の武者姿に喝采
▼「住民説明会の予定はない」 東電信濃川発電所が水利権更新の基本姿勢示す
▼吉田地域初の高齢者福祉施設 十日町福祉会が来年4月開所目指し起工式
▼ジェネリックは医師と相談を 上村薬剤師会長が薬の注意点を講演
▼信濃川の恵みを満喫 第12回水なしサミットに500人
▼夢は大きく、目標は高く! 市体協体育祭で西方会長が市に環境整備を要望
▼<北信越高校野球県大会>本大会出場の切符逃す 北越に敗れ十高4位
▼<妻有っ子料理コンクール>最優秀賞に川西高の高橋さん、双子の高橋姉妹
▼自らの手で安心安全の地域を 全国地域安全運動、パトロール隊らが出発式
▼ツイッター十日町交流会設立/共和自動車が地域初の電気自動車試乗会 など

2010年08月29日

石彫作品3体が完成し除幕式 石彫シンポジウム

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 7月31日に開幕された「第16回十日町石彫シンポジウム」の作品が22日に完成し、同日に駅西中央通りに設置され、完成を祝う除幕式が午後5時から行われた。この日に完成し設置されたのは下川昭宣氏の「夏引」、椎名良一氏の「`10二人でなら」、中岡慎太郎氏の「familia」の3体。これで十日町市の石彫プロムナードの作品は74体となり、大地の芸術祭、国宝・火焔型土器と相俟って、芸術・文化の香る町として、全国に誇れる規模となった。
(写真:椎名良一氏の作品「`10二人でなら」)
《本紙8月30日号1面より抜粋》

十日町新聞8月30日号は・・・・・
▼日本一のナメコ生産拠点に ゆきぐに森林組合が松之山に新工場建設
▼<大谷内ダム>例年の3分の1以下の貯水量、配水区域に節水を呼びかける
▼市長と青年経済人の集い2010 市長が1年を振り返り、パネルで活性化策を
▼<十日町市>下水道料でも誤り 16世帯8月分を過大請求
▼昨年並みの人出で3日間賑わう 八角神輿の渡御を中心に十日町おおまつり
▼日豪6人の大学生が滞在制作 オーストラリアハウスで作品展
▼猛暑のなか雪遊びで涼 清田山キャンプ場で恒例の公園まつり
▼工業団地中心で工場火災 消防士ら熱中症で搬送 など

2010年08月19日

伝統の舞と舞台を披露 6年ぶりに赤沢神楽

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 6年ぶりとなる津南町の無形民俗文化財「赤沢神楽」の奉納が18日夜、同町赤沢の八幡神社境内で行われた。
 同神楽は津南町でただひとつ残っている神楽で、戦後途絶えていたが昭和42年に復活し、地元有志による赤沢神楽保存会が伝統の灯を守っている。通常は10年か7年おきに奉納されるが、小学校6年間で一度も舞台に立てない児童がいること、昨年、町の無形民俗文化財の指定を受けたことから今回は通常より早く行うことになった。
 舞台は巨大な丸太を使う大掛かりなもので、今年4月に集落共有林から杉を切り出し、地域に伝わる図面をもとに集落住民約80人が参加して皮むきや組み立て作業を行い、130年前の引き幕(町文化財)や屏風を飾りつけて色鮮やかな伝統の舞台を完成させた。出演する地元の芦ヶ崎小学校児童や保存会メンバーも3ヵ月以上の練習を重ねてこの日を迎えた。
 当日は、町内外から観客約800人が詰めかける中、保存会メンバーによる勇壮な「獅子舞」「天狗の舞」、漫才の「おかめ六兵衛」、芦ヶ崎小児童による可愛らしい「おけさ踊り」「岩室甚句」など11演目が2時間にわたり披露され、出演者の熱演に観客からは盛んに拍手やおひねりが贈られていた。
(写真:勇ましい舞で観客を魅了した「天狗の舞」)
《本紙8月20日号2面より》

2010年08月04日

夏の風物詩・石彫シンポジウムが開幕

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 十日町市の夏を彩る風物詩として定着した「第16回十日町石彫シンポジウム」の開会式が31日午前9時から、十日町市総合体育館北側広場で開催された。開会式には来賓として関口市長、村松県議、尾身県議らが出席し、十日町市芸術協会員など実行委員会メンバー、石彫ファンの市民などが参加した。来賓の激励の挨拶、作家紹介、テープカット、ノミ入れ式などで石彫シンポジウムはスタートした。会期は8月22日までで、同日に駅西中央通りに設置され、石彫作品は合計で74体となる。
(写真:石彫シンポの開幕を告げるテープカット)
《本紙8月5日号1面より抜粋》

十日町新聞8月5日号は・・・・・
▼絵本美術館に「太鼓の部屋」完成 越後妻有大地の祭り2010夏が開幕
▼17人のオーストラリア政府視察団 浦田の住民らと交流、市長を表敬訪問
▼高い志で一歩ずつ積み上げを 織組営業担当者が合同納涼会
▼ゆくら妻有が入館者150万人突破 天然掛け流しの泉質が人気
▼「からむし」を観光資源に ネオ昭和がアート構想「からむしの部屋」など発表
▼二千年蓮を愛でる 小泉宝泉寺で観蓮会、二ツ屋集落で蓮まつり
▼第2回越後つまり100キロ徒歩の旅 十日町JCの企画に32人が挑戦
▼愛宕山を再び市民の憩いの場に 第1回公園フェスタ開催
▼松之山山中から不明男性の遺体発見/飲酒運転職員を市が懲戒免職 など

2010年01月20日

15日の伝統守り「しめ焼き」

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 ハッピーマンデー導入により15日の小正月が平日化し、各地域の伝統行事が分散開催となる中で、市街地の上町地区は十高グラウンドで、下町地区は四ツ宮公園で伝統の15日を守った「しめ焼き」が大雪を吹き飛ばす勢いで実施され、心意気を示した。
 両地区とも事前の日祝日などに準備を進め、平日でもより多くの人々が参加できるように正午から神事を開始するなど工夫を凝らして、小正月の15日開催を守っている。
 このうち上町地区では上町十区青年会と上町俄有志会が主催。戦時中に途絶えていた「さいの神」を十日町市観光協会共催行事として昭和60年に40年振りに復活させ続いている。同地区では毎年、高さ8m程の竹を支柱にして藁山を作り、男神女神2基のさいの神としている。住民からは正月のしめ飾りや福だるま、習い事の上達を願った書初めや踊り稽古で使った扇、厄年の人も扇やおんべを奉納し、神事の後に点火され、用意されたスルメを焼き健康を願い食べたり、甘酒に舌鼓を打つなど、伝統行事を満喫していた。
 また下町地区では北部有志会と西浦青年会が主催し八幡様の神社横で毎年実施している。今年は大雪の影響で事前に準備していた「さいの神」が大雪で埋まり、当日は雪の中から1mほど掘り起こし、雪の上から見下ろす珍しい年となった。同地区では地区別に2基のさいの神が作られ、五穀豊穣や無病息災を願う伝統の神事を行った後に点火され、用意されたスルメなどを焼いて食べたり、子ども達にはお菓子、大人にはお神酒が振る舞われていた。
 十日町地域消防本部への届け出によると、十日町管内のしめ焼きは早い所で3日や4日から行われているようで、遅い所は17日までと、まさに分散開催のバラバラ行事となっている。
(写真上から:上町地区と下町地区のさいの神)
《本紙1月20日号3面より》

2009年08月25日

夏の風物詩・第15回石彫シンポが閉幕 3作品が完成

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 8月1日に開幕された「第15回十日町石彫シンポジウム」の作品が23日に完成し、同日に駅西中央通りに設置され、完成を祝う除幕式が行われた。完成し設置されたのは浜田彰三氏の「わらしこ」、本多正直氏の「SEED OFPEACE・雲の上から」、阿部光成氏の「川に抱かれて」の3体。これで石彫プロムナードの作品は71体となり、大地の芸術祭と相俟って、芸術・文化の香る街として、全国に誇れる規模となった。
(写真:本多正直氏の「SEED OFPEACE・雲の上から」)
《本紙8月25日号1面より抜粋》

十日町新聞8月25日号は・・・・・
▼新潟6区 筒井、高鳥が熾烈な一騎打ち 先行筒井を高鳥が必死の追い上げ
▼<お盆の客足>大地の芸術祭が集客を下支え 芸術祭関連施設中心に好調
▼専門プログラマを養成 (株)スリーエスが委託受け初開校式
▼芸術祭の焼きかりんとうが人気 ワークセンターなごみはフル生産で嬉しい悲鳴
▼三箇小の最後の夏を楽しむ 学区住民らが閉校前の思い出つくり
▼甲子園に輝かしい足跡! 日本文理の村山(十中出身)が準優勝メンバーに
▼連載「大地の芸術祭めぐり」松之山地域 など

2009年01月20日

松之山で奇祭「むこ投げ・すみ塗り」

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 松之山地域の奇祭で全国的に知られる「むこ投げ・すみ塗り」が15日、松之山温泉で行われ、すみ塗りでは老若男女がお互いの顔を塗りたくり、無病息災・家業繁栄を祈った。
 すみ塗りは約300年続くとされるむこ投げよりもさらに古く、およそ600年前から伝わる伝統行事。巨大なさいの神を燃やして灰と雪を交ぜて顔面に塗るもので、塗れば塗るほど御利益があるとされる。
 この日は子供から大人まで、果ては婦人警官までが塗り合い、真っ白な雪原に真っ黒な顔が並び歓声が響き渡っていた。
《本紙1月20日号2面より》

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