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2006年11月の記事


2006年11月30日

川西高校存続に養護高等部と定時制を

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 川西の住民グループが呼びかけた同地区選出の市議と住民による座談会「まちづくりだんぎ」が26日、千手コミュニティーセンターで開かれ、約60人が参集した。同座談会には、出席辞退の1人を除く6人の市議が列席し、これまでの議員活動を報告し合併から1年半が経過する同地区の課題などを話した。この中で仲嶋英雄市議は川西高校について「持続するにはふれあいの丘分校の高等部と定時制の誘致が必要」と呼びかけ、今後「川西地区のPTA会長らを集めて話し合いをする」と積極姿勢を示し注目された。またボランティア組織がしっかりしている事や基盤整備が進んでいる状況を各市議が話し「川西地区は恵まれており誇りに思う」と話していた。
《本紙11月30日号1面記事より抜粋》

十日町新聞11月30日号は・・・・
▼<県議選> 村松県議は選挙区の鞍替えを否定 民主の出馬濃厚で拍車かける
▼妻有SC環境大賞は松之山野鳥愛護会に
▼当間からの風を受け10年 あてまフォーラムが「あてま同窓会」
▼高木沢企業(株)が木質ペレット工場を竣工、バイオマス分野に進出 
▼思い強い人がプロ選手になる 日ハムスカウトの大渕氏が講演
▼小坂幸平さんが県写真サロン展でサロン大賞を受賞 
▼【ズームアップ】プロバスケbjリーグ専属レフリーに 柳幸一さん(本町6) など

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2006年11月29日

八箇トンネル手前で車両火災

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 29日午後5時頃、国道253号線八箇トンネルの十日町側入口手前で大型トレーラーの車両火災が発生した。火は午後5時36分に鎮火した。
 大型トレーラーは十日町から六日町方面に進行していた。エンジン付近から出火した模様。怪我人はなかった。消火活動のため同国道は通行止めになったが、午後5時49分に解除された。

2006年11月25日

上村県議が正式に引退を表明

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 今期で引退し、来年4月の県会議員選挙に出馬しない意向を示していた上村憲司県議が23日、津南町陣場下の同県議後援会事務所で記者会見を開き、正式に引退を表明した。記者会見には本人と後援会役員で津南後援会の福原会長、川西後援会の平野会長、中里後援会の高橋会長が同席した。引退の理由は5期20年の節目を迎えた事、むつ子夫人の病気が心配される事の2点。上村県議が正式に引退を表明したことで、自民党系の後継者選びと民主党の候補者選びが進められることとなり、今後の成り行きが注目される。
(写真:記者会見で引退を表明する上村県議・左から2人目)
《本紙11月25日号1面記事より抜粋》

十日町新聞11月25日号は・・・・
▼水力発電80カ所で無許可改築 清津川発電所など本県は4カ所
▼いじめが原因で児童が転校 田口市長が定例記者会見で発表
▼地域の食と伝統文化を見直そう NPO魚沼ゆうきがパネルディスカッション
▼地域づくりの結節点になるべき 公民館関係者研修会で小林教授が力説
▼中魚沼丘陵線の工事で丸山工務所が日本林道協会長賞 
▼危険ゼロめざし現場巡回 安全指導者が無通告安全パトロー など

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<市定例記者会見> いじめが原因で児童が転校

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 田口十日町市長は20日、十日町市役所本庁で11月定例記者会見を行った。同会見では十日町雪まつり関連事業について、学校管理運営規定の一部改正、小中学校におけるいじめについて、中核病院建設について、高速情報通信整備、会計検査院による検査についてが発表された。
 小中学校におけるいじめについて田口市長は次のように述べた。
 いじめの実態把握は学校での定期・臨時の教育相談やアンケート、日常的な観察を通して把握に努めている。平成17年度は小学校8件、中学校16件発生した。対応は校内での緊急会議を開き、いじめ及びいじめの疑いのある事実について全職員の共通理解を図る。校長にまで早く報告されることを重視し、保護者に事実を知らせて協力を要請、関係機関と連携を取る。児童・生徒には「いじめは人間として絶対に許されない」ことの徹底を指導している。具体的な事例として、陰湿ないじめが原因で小学校の児童が転校した事を明らかにした。先月の28日に児童のノートに「バカ、死ね、アホ」と嫌がらせが書かれ、児童が担任に話したところ、その後に2回にわたり他の教科書に同様の嫌がらせが書かれた。さらに10日には通学用の靴の中に画鋲20個が入れられ、知らずに靴を履こうとして足に怪我をした。この事態を重く見た両親は11日、校長に事実を報告し、大きな不安から転校を求めた。学校側は16日に実情を教育委員会に報告し、緊急避難として転校を認めた。
 井口教育長は「いじめは絶対に許されない行為と指導している。今回は加害児童が特定出来ないため、直接に指導できない特異なケースで困惑している」と話した。
《本紙11月25日号2面記事より抜粋編集》

2006年11月20日

妻有畜産グループが日本農業賞県代表に

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 第36回日本農業賞の県表彰式が14日、新潟市で開催され、共同事業経営を展開し銘柄豚「妻有ポーク」を販売していることで知られる妻有畜産グループ(田中勤代表)が集団組織の部で最優秀賞を受賞、県代表となった。集団組織の部で地元からの県代表は平成14年度、第32回大会における旧川西町の上野機械施設利用組合以来、4年ぶりとなる。審査では「養豚農家が自主的に飼料共同購入事業の株式会社を設立し、豚肉の共同販売事業、また徹底した防疫衛生管理の実施のために隔離豚舎を保有するなどの経営間連携を図っている事例は全国でも希有であり、さらには国内各地で輸入自由化による枝肉相場の低迷や公害問題の深刻化する中で、妻有畜産グループが生産量の増加を維持し、堅実な経営を展開していることは高く評価される」と称えられた。受賞式には田中代表や尾身昭雄JA十日町組合長が出席して、県農協中央会から県代表の栄誉を受けた。
(写真:県最優秀賞を受賞した妻有畜産グループ)
《本紙11月20日号1面記事より抜粋》

十日町新聞11月20日号は・・・・
▼田村恭子氏に厚労大臣表彰 職業訓練の発展に貢献した功績で
▼アンテナを張って子供に関心を 松代で草間虐待防止ネット代表が講演
▼親の役割の重要性を強調 集会「子ども達は今」で貝瀬十日町署課長が講演
▼詩吟神風流80周年大会で神邑会男子チームが優勝
▼いつまでも心に分校の姿を 中条小枯木又分校が126年の歴史に幕
▼伝統の日本音楽コンクールで1位 両親が市内出身の金子平さんが など
▽「中学生の税についての作文」優秀作品の連載開始

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窃盗犯検挙の功労で市内薬局店長に感謝状

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 十日町警察署(小船井勇一署長)では17日、署長室において窃盗犯人検挙の功労で、十日町市下島の(株)星光堂薬局ドラッグトップス十日町店店長の中島智紀氏(29)に感謝状を贈呈した。
 中島氏は11月1日午後3時30分ころ、店内で化粧品55点、販売価格14万2740円を盗んだベトナム国籍の男性(41)を取り押さえ、駆けつけた警察官に引き渡した。
 感謝状を贈った小船井署長は「被疑者を調べているが3人組のようだ。群馬県から流れてきたようだ。市内の他の店でも、南魚沼市でも余罪があるようだ。今回はお手柄で有り難かった。こうしたものは現場で押さえないと中々検挙は難しい」と中島氏に感謝の言葉を贈った。
 中島氏は「振り返って考えると怖いものがあった。最初は怪しい女性をマークしていたら、女性が男性に商品を渡し、カバンに入れるのを見た。強引に外に出ようとしたので阻止して、取り押さえた。通報は社員とお客さんがやってくれたが、パトカーが来るまでの時間が長く感じた。前日にも窃盗団が入ったが、こちらの監視に気が付いて盗まずに逃げた。狙われるのは一流メーカーの化粧品で、高価で売り捌けるもの。窃盗専門の特殊なカバンを所持していた」と取り押さえた時の状況を話した。
(写真:小船井署長から感謝状を贈られる中島店長)
《本紙11月20日号3面より》

2006年11月15日

川西高校が創立30周年記念式典を挙行

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 県立川西高等学校(村田幹夫校長・生徒326人)の創立30周年記念式典と祝賀会が11日、同校体育館とクロス10で盛大に挙行された。川西高校は昭和52年4月1日、「自律」「和敬」「力行」を校訓に旧川西町伊勢平治の地に開校。以来30年間にわたって4538人の卒業生を送り出し、妻有地域の高等教育の一翼を担っている。記念式典で村田校長は「同窓生が築いてきた伝統と校風を守りつつ、30周年を機に新たな挑戦としたい」と式辞を述べ、創立30周年記念事業実行委員会長の上村保弘同窓会長は「熱い時代の真っ只中にいる在校生に川西高校の今後が託されている」と大きな期待を寄せた。
《本紙11月15日号1面記事より抜粋》

十日町新聞11月15日号は・・・・
▼<関東信越酒類鑑評会> 地元3酒造が揃って入賞の栄誉
▼<火災予防運動>児童らが火災予防をPR 建物火災30件、近年にない異常事態
▼宮幸酒店が現代版御用聞きに挑戦 宅配サービス「わんまいる」を展開へ
▼いずれ空気を買う時代が来る アマゾン森林保護の長坂氏が講演で警鐘
▼農舞台で「日本の食器10人展」開催 原、吉武両氏がロクロの技を披露
▼昨年上回る130品の料理 賑わったなかさと食の文化祭 
▽特集・星と森の詩美術館開館10周年「人と自然が行き交う交差点」(終) など

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<日本の食器10人展> 原、吉武両作家がロクロの技を披露

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 まつだい雪国農耕文化村センター・農舞台では来月24日まで「日本の食器十人展」を開催している。
 これは今年の夏に越後妻有の里山を舞台に繰り広げられた第3回大地の芸術祭が、開催地を象徴する「土」と、それを焼いた「やきもの」をテーマの一つに掲げ、大盛況のうちに幕を閉じた。その賑わいの締めくくりとして、農舞台で「日本の食器十人展」を開催、土地の土と釉を使った「妻有焼」の誕生も披露しようというもの。
 同展には昨年の「日本のやきもの八人展」にも出品した原憲司氏などを含めて10人の日本を代表する作家が出品しており、五日には原憲司(美濃)、吉武和美(唐津・高取)の両作家が「やきものワークショップ」として、ロクロを使った成型の技術を披露した。
 ワークショップにはやきものファンが30人ほど参加して、美濃の土、唐津の土での食器の成型の過程を見学し、2人の作家は土の堅さや、土から空気を抜く技術、手製の道具を使っての技を披露して、やきもの作りの楽しさを教えた。
(写真:美濃の土でロクロの技を披露する原氏)
《本紙11月15日号3面より》

六箇小児童が炭焼き窯づくり

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 十日町市立六箇小学校(池田清治校長、児童数21人)で9、10の両日、全校児童による炭材搬入と窯づくりなど「炭焼き活動」が行われた。
 同校では12年前から六箇でしかできない体験授業として県内でも珍しい「炭焼き活動」を総合学習の一環として実施しており、平成16年度には第3回特色ある教育実践校(県教委公務員弘済会など主催)の優秀校に選ばれている。
 今年は豪雪の影響で破損した炭焼き小屋の修復作業が父母や地域住民の協力で今年10月下旬から進められ、さらに震災のため破損した窯を昨年修復したものの完全ではなく、今年改めてかつての炭焼き経験者である地域住民の指導で全児童と全職員が汗を流し作り直した。
 間伐材やカヤを利用しビニールシートで覆い完成した炭焼き小屋は、雪にも強い縦穴式住居の形で、高さ約4m、間口約3.5m、奥行き約7mと以前の小屋よりひと回り大きく、作業がしやすくなっている。その小屋の中に、間伐材を古墳のような形に集めて重ね、その上に濡れたゴザを敷き、さらに粘土代わりにコンクリートを混ぜ練りあげた土で覆うという作業が両日にわたり行われ、炭材を入れた窯、幅が完成した。これから一週間ほど乾燥させた後、今週末頃には待望の火入式が行われる事になる。
 窯づくりの指導に当たった六箇地区振興会副会長の俵山正亥さんは「炭焼きは自然と取り組む事。技術ではなく、自然と触れ合って欲しい。自然で焼いた物に勝る物はなく、温もりがある」と児童達に呼びかけ、「窯は一度焼き上げると10年は持ちます」と太鼓判を押していた。
《本紙11月15日号3面記事より抜粋》

2006年11月10日

津南町農業協同組合が合併40周年記念式典

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 津南町農業協同組合(桑原達也組合長)の合併40周年記念式が4日、津南町文化センターで挙行された。同農協は昭和41年に町内の六農協が合併し発足。以後、営農、信用事業を柱に多彩な事業を展開し着実に実績をあげ、成長と遂げてきた。式典で桑原組合長は「国は農政の大転換を打ち出している。当農協も認定農業者の育成、担い手・集落づくりを急務とし、あらゆる面において支援体制を整えて行く。一方で小規模農家への支援策も考慮し、協同組合の基本に立ち返り、地域農業の振興と安全安心な農畜産物の提供を行って行く」と抱負を述べた。
《本紙11月10日号1面記事より抜粋》

十日町新聞11月10日号は・・・・
▼<市長トーク中央地区> 現在地での新病院を改めて否定
▼いよいよ健康観光事業が始動 上村病院らがモニターツアーを実施
▼農家民泊で交流推進と活性化を とおかまち田舎体験協議会が発足
▼JA十日町が第8回農協大会を開催
▼JAが12支店を閉鎖 過疎支えた60年の歴史に幕
▼<県高校駅伝> 十高男子、悲願の都大路出場ならず
▼現金100万円騙し取る 津南町陣場下の男性逮捕 など

<県高校駅伝> 十高、悲願の都大路出場ならず

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 「十高、悲願の都大路出場ならず」——。県高校駅伝競走大会が7日、新発田市で開催され、優勝が期待された男子の十日町高校は3位に終わり、憧れの全国舞台出場は果たせなかった。優勝は東京学館で初の県大会制覇。一方、女子は新潟第一が優勝、十高が5位に入った。なお、男子の十高は19日に福井県で開催される北信越大会に出場する。
 男子は合同チームを含めて38チームが参加。7区間、42.195kmで争われた。大会は先行逃げ切りを図りたい十高と、後半勝負の学館の2強対決と言われた。
 十高は最長区間10kmの1区に、エースの田村英晃(3年)を起用。今シーズンは5000mで2度にわたって県高校記録を更新し、国体でも6位入賞を果たしている田村に期待をかけた。しかし先頭に立ってレースを引っ張ったものの、猛烈な暴風雨のためレース運びが慎重にならざるを得ず、首位学館と9秒差で3位で通過した。
 その後は4人が区間1位、3人が区間2位という学館がひとり旅。結局一度も首位を明け渡さず、2時間11分56秒で初優勝。十高は終盤挽回したものの小出にも屈し、2時間15分43秒で3位に終わった。
 区間最高記録に12秒差と、ハイレベルなレースを展開した田村は「思った以上に風が変わり、他の選手について来られた。ラストスパートがきかず、レースの流れを作ることが出来なかったので悔いが残る。後半は3人の2年生が区間2、4、4位と健闘したので、自分達が果たせなかった優勝を託したい」と振り返っていた。
(写真:先頭に立ってレースをひっぱる十高の田村・右から2人目)
《本紙11月10日号3面記事より抜粋》

2006年11月07日

市内小泉で建物火災【第3報】

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 6日午前11時半頃、市内小泉第2の建築業・春日好男さん(60)方(関越ウレタン)の車庫兼倉庫(木造2階建て、約457平方m)から出火、同倉庫を全焼し、隣の馬場シズエさん(72)方(三澤屋商店、木造2階建て)に延焼し、住宅の一部を焼いた。
 火は午後2時10分に鎮火。馬場さんの住宅のほかにも火災の熱で近隣住宅のガラスが割れる等の被害があった。また人的被害はなかった。出火原因は十日町署で調査中。

2006年11月05日

<秋の叙勲> 吉澤氏に旭小、佐藤氏らに旭双

 平成18年秋の叙勲受章者が3日付けで政府から発令された。十日町市からは市内本町1の十日町商工会議所会頭の吉澤愼一氏(71)が産業振興功労で旭日少綬章を受章した。また市内松之山天水越の元松之山町長の佐藤利幸氏(77)と市内新座の元十日町市議会議長の庭野耕策氏(83)が地方自治功労で共に旭日双光章を受章した。消防功労では市内昭和町1の元十日町地域広域事務組合十日町市消防団長の田村久策氏(77)が瑞宝双光章を、市内中条新水の元十日町地域広域事務組合十日町市消防団分団長の橋本惣太郎氏(74)が瑞宝単光章を受章した。
《本紙11月5日号1面記事より抜粋》

十日町新聞11月5日号は・・・・
▼松代病院が過大請求 介護保険を医療保険で誤算出
▼会員数は3倍、契約高は6倍に成長 十日町地域シルバー人材センターが20周年式典
▼金澤眞治、佐藤睦さんに総務大臣表彰 公平委員会制度55周年記念大会で
▼「光の館」が新日本様式100選に
▼松代蒲生に本州初の泥火山 山口大学調査チームが現地調査
▼高橋喜平氏の全著書66冊を寄贈 長男の雪人氏夫妻が十日町市に
▼ICTフェスタで十日町会場も ロボットスーツの山海教授ら講演  など

松代蒲生に本州初の泥火山

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 松代地域の蒲生集落付近に活動的な泥火山が見つかり、山口大学の調査チームが調査している。このほど住民を対象に調査についての説明会が現地で開かれ、住民ら約30人が参集した。
 泥火山は地下深部の異常間隙水圧層が原因となって地上に泥やガス、石油を伴う地下水が噴出するもので、活動的なものは国内では北海道の新冠と市内蒲生でしか発見されていない。
 蒲生集落の近辺には地下水やガス、泥が噴出している場所が点在しており、集落では噴出するガスで風呂を沸かすなどの利用もされてきた。また同地域はすり鉢状の地形になっており、これも泥火山の活動により地上が陥没してできたものと考えられている。
 山口大学では同大学院理工学研究科の田中和広教授が中心となって5年前から調査を開始。これまでに集めたデータから地下構造を推定、それを確認するために今秋から現地でボーリング調査を実施してきた。
 田中教授は「ほくほく線の鍋立山トンネル(同地域の地下を通過)が大変な難工事だったことを聞いて現地を訪れ、ここが泥火山だとわかった。地下深部で異常な水圧が発生し、大地の割れ目から泥やガスと一緒に上がってくる。構造はわかったが、なぜ泥火山ができたのか、すり鉢地形との関連などを調べてみたい。また地下施設建設時のトラブルや施設への影響、地滑りへの影響など最終的には防災に繋がればと思っている」と説明した。
(写真左から:住民に調査について説明する田中教授と蒲生の泥火山)
《本紙11月5日号3面記事より抜粋》

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